2014年8月2日土曜日

当帰芍薬散料(とうきしゃくやくさんりょう)


のぼせやめまい、動悸、疲れやすいなどの更年期障害に



最近イライラする。のぼせて頭がぼーっとする。めまいがする。疲れやすい。
動悸が激しくなるなどの不快な症状が出始めると、
女性はまず更年期障害を疑います。

症状の程度には個人差がありますが、あまりに酷くなると次第に気分が落ち込み、
ひどい時は鬱病を発症してしまう、などといった事もあるようです。

辛い更年期障害に苦しむ方には、「当帰芍薬散料」がおすすめです。
この漢方薬は産前産後の貧血や疲労感、倦怠感といった症状にも用いられます。



当帰芍薬散料が向いていない人


  • 妊娠中、授乳中
  • 胃腸が弱っている人
当帰芍薬散料は胃の粘膜があれやすい生薬が配合されています。



当帰芍薬散料はこうした症状の場合に用いられます。


むくみ、貧血、生理痛や生理不順、めまい、立ちくらみ、耳鳴り、動悸、
肩こり、頭重、物忘れ、更年期障害、流産癖、冷え症、腎臓病、不妊症、しみ

冷え症でむくみやすく、貧血気味で虚弱体質向きの漢方薬です。




当帰芍薬散料の効能


当帰芍薬散料は血行を良くして体を温めて、貧血状態を改善する漢方薬です。
また、痛みを和らげ、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。
体内の水分代謝を活性化し不要な水分の排出を促します。



当帰芍薬散料の成分と成分別の作用


当帰(トウキ)  セリ科トウキ属の植物の根 
血液を補充し、血流を良くする

川キュウ(センキュウ)  セリ科センキュウの根茎 
滋養強壮、鎮痛、鎮静、筋弛緩作用、血小板凝集阻害作用、免疫活性

蒼朮(ソウジュツ)  キク科ホソバオケラの根茎又は白朮(ビャクジュツ)
水分代謝を正常に保ち、不要な水分を排出

沢瀉(タクシャ)  オモダカ科サジオモダカの根茎
尿毒症の改善、利尿作用、肝脂肪の蓄積抑制

芍薬(シャクヤク)  シャクヤクの根
筋肉のけいれんや痛みを抑える

茯苓(ブクリョウ)  サルノコシカケ科マツホド菌の菌核
利尿、鎮痛、鎮静、血糖降下


使用上の注意


  • 薬の使用にあたり、医師と薬剤師からの説明や、薬に添付されている説明書を読み、、理解した上で服用して下さい。
  • 他の薬との併用、アレルギー、症状や体質に合わないなどで、体に不快な変化があらわれた場合は、ただちに服用を止め、医師や専門医に相談しましょう。
  • 長期にわたり服用する際は、医師、薬剤師、登録販売者に相談して下さい。


当帰芍薬散料の副作用



下記の症状が出た場合はただちに医師の診察を受けて下さい。
  • 皮膚(皮膚のかゆみ、発疹、発赤)
  • 消化器(悪心、嘔吐、腹痛、胃部不快感、下痢)

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