2014年8月11日月曜日

私が漢方にハマった理由

慢性化している体調不良



最近激しく体調不良になりました。
悪化した引き金は、おそらく精神的なストレスだと思います。

以前からめまい、耳鳴り、頭痛に悩んでいました。
背中の痛みや手足のしびれ、体のだるさ、動機など、
不調の項目は、日によって追加されたり減らされたりしました。

2年くらい前から、頭の中もなんだかぼーっとして、
思考が鈍くなってきた気がしていました。
でも、これはおそらく加齢のせいかな、などと思っていました。

毎日絶え間なくどこかしらに痛みがあるので、最近はそれが当たり前になっていました。

そして、精神的に弱いから痛みが気になるんだ、とさえ思っていました。
もともと多少の痛みでは病院に行かないので、市販の鎮痛剤を飲んでごまかしていました。



 突然の体調悪化



その1週間はとてもストレスが多かったように思います。

めまいがひどくなり、動悸が激しく、思考がまとまらなくなり、
文字を何度読んでも、文章が頭に入ってこなくなりました。

いくらなんでも、この症状はヤバいのでは?
体調不良にしても度が過ぎている。

私は会社をしばらく休む事にしました。

病院へ行き、診察してもらった後、検査の為の採血をしました。
甲状腺ホルモンと糖尿病の検査をする為です。
「連休を挟むので結果は少し時間がかかって再来週になります」と言われました。

検査が出るまでの間、私は1日を自宅にいて、
そのほとんどを時間がベッドの上で過ごしました。
様々な症状に加えて、背中の痛みがあり、体がとてもだるかったからです。

外見上では、それほどひどい状態には見えなかったので、
きっと家族は、会社に行くのが嫌でごろごろしている、怠けているのだ、
と思っていた事でしょう。



検査結果は…



そうして1週間が過ぎ、検査結果を聞く為、病院に出かけました。

結果は両検査とも異常なし。

通常の場合、異常がなかったのは喜ぶべき事です。
でも、この時は違いました。

ではこの症状は何なのだろう、気のせいなのだろうか、と思いました。
こんなに苦しくて辛いのに、異常がないなんて。
怠けているのだろうか、精神的に弱くて甘えているのだろうか、
と次第に気持ちが落ち込んで、一体自分は何なのか分からなくなってきました。

異常が見つかるまで、いろいろな種類の検査を受け続ける事ができれば良いのでしょうが、
あいにく金銭的にそんな余裕はありません。

もともと頭痛持ちだったので、もう何年間もドラッグストアで購入できる鎮痛剤を、
毎日服用していました。
頭痛のない日はなかったのです。

するとお医者さんが「そういった市販の薬は飲み続けると中毒になるから良くない」と言って
マクサルトという片頭痛を和らげる薬を処方してくれました。

そして、心療内科の診察を勧められました。



 心療内科と漢方薬



心療内科では症状の内容や、それが起こった原因だと思われる事をお話ししました。
心療内科医の診断は適応障害からくる自律神経失調症でした。

漢方薬を飲んでみようかと言われ、その際に処方されたのが、
「苓桂朮甘湯」と「当帰芍薬散料」でした。

処方される時、「すぐに効果が出るのではなくじわじわ効いていくお薬です」
と説明されました。
まだ飲み始めてわずかなので、効果の程は分かりません。
頭痛は少し和らいだように思います。
特に、目の奥をえぐられるような片頭痛の痛みはなくなりました。

漢方薬の効き目については、体質や体調などで個人差があるので、
服用してもあまり効果が得られない場合もあるかもしれません。




症状を相談して、自分に合った漢方薬を



しかし、慢性化した症状で苦しんでいる方は、漢方薬を試していただきたいです。
私は日々の痛みを「たいした事のない、このくらいは我慢できるものだ」
と自分に言い聞かせて放置してしましました。

そして突然、風船がはじけたかのように、症状を悪化させてしまいました。

自分の体調が以前と違う気がしたら、症状を医師または専門医に相談してみて下さい。
症状に合った漢方を処方してもらい、そして体調や体質が少しでも改善していけば、
日々の生活も楽しく過ごせるようになると思います。

こうして私は漢方薬と生薬、すなわち自然が作る動植物や鉱物の効能について、
興味を持ったのです。

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