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2014年8月3日日曜日

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

息切れ、めまい、耳鳴りなどの不快な症状に


苓桂朮甘湯は、めまいや立ちくらみ、動悸、耳鳴りなどの症状によく効くとされています。

ときどき胃の中から、ちゃぽちゃぽ水の音がするという人がいます。
これは、胃の活動が鈍り、余分な水が排出できずにおこるとされています。
また、トイレに行く回数は多いものの尿量が少ないなどといった、
体の水分調整機能がうまくいっていない、水分代謝の異常を水毒や水滞といいます。

漢方医学では水毒や水滞が、頭痛やめまい、動悸、息切れなどの
症状を引き起こすと考えられています。

苓桂朮甘湯は水毒や水滞からくる、こうした症状を持った方におすすめの漢方薬です。


苓桂朮甘湯が向いている人


  • 尿量が少ない
  • 頭痛持ち
  • 繊細、神経質
  • 冷え症

体力が極端に落ちていない人(中等度以下)向きの漢方薬です。



苓桂朮甘湯はこうした症状の場合に用いられます。



めまい、ふらつき、立ちくらみ、動悸、息切れ、耳鳴り、頭痛、片頭痛、神経症、
神経過敏、不安感、倦怠感、胃の動きが悪い、自律神経失調症



苓桂朮甘湯の成分と成分別の作用



桂皮(ケイヒ)  クスノキ科トンキンニッケイ等の樹皮
発汗、血行を良くする、、鎮痛、解熱、健胃作用

蒼朮(ソウジュツ) キク科ホソバオケラの根茎又は白朮(ビャクジュツ)
水分代謝を正常に保ち、不要な水分を排出、消化吸収を高める

茯苓(ブクリョウ)  サルノコシカケ科マツホド菌の菌核
利尿、鎮痛、鎮静、血糖降下

甘草(カンゾウ)  マメ科カンゾウ属などの根や根茎
鎮痛、解毒、抗炎症作用、健胃消化、他の生薬の働きを助ける


相乗効果のあるもの
茯苓+蒼朮(白朮)  水分の循環を活性化、利尿作用を高める


使用上の注意


  • 甘草が含まれているので、むくんだり血圧が上がってくる事があります。
  • 妊婦または妊娠していると思われる方は、服用前に医師に相談して下さい。
  • 高血圧、心臓病、腎臓病の診断を受けた方は、服用前に医師、薬剤師、登録販売者に相談して下さい。
  • 薬の服用にあたり、医師と薬剤師からの説明や、薬に添付されている説明書を読み、理解した上で服用して下さい。
  • 他の薬との併用、アレルギー、症状や体質に合わないなどで、体に不快な変化があらわれた場合は、ただちに服用を止め、医師や専門家に相談して下さい。
  • 長期にわたり服用する際は、医師、薬剤師、登録販売者に相談して下さい。


苓桂朮甘湯の副作用


  • 芍薬甘草などの肝臓を含む漢方を飲む時は注意が必要です。偽アルドステロン症を発症する場合があります。
  • 皮疹(皮膚のかゆみ、発疹、発赤)
  • 消化器(吐き気、腹痛、胃部不快感、下痢)

下記の症状が出た場合は、直ちに医師の診察を受けて下さい。

  • 偽アルドステロン症  筋肉痛、血圧上昇、低カリウム症、倦怠感、手足のこわばり


加味逍遥散(かみしょうようさん)

イライラして怒りっぽい、生理不順、ホルモンバランスの乱れに


生理不順や生理痛こうした悩みを抱える女性は少なくありません。
他にも、疲れやすい、イライラして怒りっぽくなる、肩こりがひどい、など。

加味逍遥散はこうした女性に多く服用されてきました。

この漢方薬はホルモンバランスが崩れた事によって生じる、
イライラや不安感などといった症状に用いられます。

また、肝機能を高めたり、血圧を下げる作用があるので、
肝臓が弱ってきたと感じる男性の方にもおすすめです。




加味逍遥散が向いていない人



妊娠中
胃腸が弱っている
食欲がない、吐き気がする
下痢気味である




加味逍遥散はこうした症状の場合に用いられます。



のぼせ、気分の浮き沈みが激しい、イライラする、憂鬱、肩こり、頭痛
不眠、めまい、倦怠感、神経痛、不妊症、便秘を伴う冷え症、虚弱体質、
生理不順、更年期障害、自律神経失調症、血の道症、膀胱炎、肝機能障害

「血の道症」とは、妊娠、出産、産後、生理中、更年期の時にあらわれる症状です。

イライラして気分の浮き沈みが激しくなる。精神的に不安になるなど、
女性ホルモンの不足または過剰によってあらわれる、
精神神経証や身体症状の事をいいます。


便秘がちで体力が極端に落ちていない人(中等度以下)向きの漢方です。






加味逍遥散の効能


この漢方薬は、血行を良くして体を温めつつ、上半身の熱をさまし、
のぼせなどの症状を改善させます。

ホルモンバランスを正常な状態へと整えて、緊張した神経や筋肉をほぐし、
心と体がリラックスするように導きます。

また、肝機能を高める、血圧を下げるといった効能があります。




加味逍遥散の成分と成分別の効能



当帰(トウキ)  セリ科トウキ属の植物の根 
血液を補充し、血流を良くする

芍薬(シャクヤク)  シャクヤクの根
筋肉のけいれんや痛みを抑える

柴胡(サイコ)  セリ科ミシマサイコの根
解熱、解毒、鎮痛、鎮静、抗炎症作用、抗菌作用

蒼朮(ソウジュツ) キク科ホソバオケラの根茎又は白朮(ビャクジュツ)キク科オケラの根茎
水分代謝を正常に保ち、不要な水分を排出

山梔子(サンシシ)  クチナシの果実
解熱、止血、鎮静、黄疸を取り除く、血流の改善

茯苓(ブクリョウ)  サルノコシカケ科マツホド菌の菌核
利尿、鎮痛、鎮静、血糖降下

牡丹皮(ボタンピ)  ボタンの根皮
古く滞った血を取り除き、血液を循環させる。排膿、消炎

甘草(カンゾウ)  マメ科カンゾウ属などの根や根茎
鎮痛、解毒、咳止め、抗炎症作用、健胃消化

生姜(ショウキョウ)  ショウガの根茎
胃腸を温める、嘔吐を鎮める、抗炎症作用

薄荷(ハッカ)  シソ科ハッカの葉
鎮静、清涼作用、発汗、健胃、抗けいれん


相乗効果のあるもの

柴胡+薄荷  自律神経の緊張を緩和する
牡丹皮+山梔子  神経の興奮とのぼせをさます
芍薬+当帰  滋養強壮、栄養と月経の調節をする
芍薬+甘草 鎮痛作用
蒼朮+茯苓+生姜+甘草 胃腸を丈夫にして、消化吸収や利尿作用を高める





使用上の注意



  • 妊婦に影響があるとされる牡丹皮をふくんでいます。妊娠中の服用は医師に相談して下さい。
  • 薬の使用にあたり、医師と薬剤師からの説明や、薬に添付されている説明書をよく読み、理解した上で服用して下さい。
  • 他の薬との併用、アレルギー、体質や症状に合わないなどで、体に不快な変化があらわれた場合は、ただちに服用を止め、医師や専門医に相談して下さい。
  • 長期にわたり服用する際は、医師、薬剤師、登録販売者に相談して下さい。




加味逍遥散の副作用


  • 甘草が含まれているので、むくんだり血圧が上がってくる事があります。 
  • 芍薬甘草湯などの甘草を含む漢方を一緒に飲む時は注意が必要です。偽アルドステロン症を発症する場合があります。
下記の症状が出た場合は、ただちに医師の診察を受けて下さい。
  •  偽アルドステロン症…筋肉痛、血圧上昇、低カリウム症、倦怠感、手足のこわばり
  •  肝機能障害…黄疸、発熱、かゆみ、全身のだるさ、食欲不振、褐色尿
  •  皮疹…皮膚のかゆみ、発疹、発赤